記事

事業者
その他記事(民間)

前橋千代田町の再開発、現地調査に着手

2022/08/09 群馬建設新聞

前橋市の千代田町中心拠点地区市街地再開発について、準備組合が事業計画策定に向けた調査・設計に着手する。年内に基本設計や現地測量など複数業務を委託する方針。準備組合による指名競争入札で業者選定を行う見通しとなっている。これら業務を経て事業計画をまとめ、本組合の設立を目指す。

コンサルは設計や測量など2~3件程度の業務委託が想定される。準備組合の窓口を務める前橋市は、可能な限り市内業者の活用を求めている。準備組合が掲げたスケジュールでは、年度内に基本計画策定・本組合設立が掲げられているが、遅れが生じる見込み。本組合設立後に実施設計や権利変換認可に取り組むことになっている。

同再開発事業は、スズラン前橋店を核とする商業施設やオフィス、教育文化施設、住宅などの整備が盛り込まれている。スズランは現在地から事業区域内の別の場所へ移転する方針。専有床面積は1万5000㎡を想定する。県内外から誘致するオフィス群は延べ床面積1万㎡規模を想定する。教育文化部門の延べ床面積を1万6000㎡とし、市立図書館本館の移転などを予定している。

事業協力者は大和リース群馬支店(高崎市)を代表とするJV。構成員は◇ヤマト(前橋市)◇大和ハウス工業東京本店(東京都千代田区)◇石井設計(前橋市)◇小林工業(前橋市)◇ユーデーコンサルタンツ東京事務所(東京都港区)-の5社。19年9月に準備組合と基本協定を締結している。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら