県西部農業事務所農村整備課は、甘楽町秋畑（河振）地内で行う地すべり対策工事の初弾工を８月下旬に一般競争入札で公告する。初弾工として３カ所の集水ボーリング工や集水井１基の新設工事のほか、集水井内ボーリング工、排水ボーリング工を一括で発注。22年度は21年度繰り越し分も含めた１億３４７８万５０００円で事業を進める。

工事は主要地方道富岡神流線西側の30・２haで行う。東側で１号集水ボーリング、西側には２号集水ボーリング、２号の南側では３号集水ボーリングを施工。いずれもφ90㎜で掘進し、ストレーナー加工を施したφ40㎜のＶＰ集水管を扇状に敷設する。

１号は８本の集水管を合計４２５ｍ施工。敷設する集水管の１本当たりの長さと本数は◇50ｍ×４本◇55ｍ×３本◇60ｍ×１本－。

２号も１号と同様に８本の集水管を合計４０５ｍ施工する。集水管の１本当たりの長さと本数は◇45ｍ×１本◇50ｍ×５本◇55ｍ×２本－。

３号については６本の集水管を合わせて３２０ｍ敷設する。敷設する集水管の１本当たりの長さと本数は50ｍが２本、55ｍが４本。

集水井はφ３５００㎜、深さ11・５ｍ、立上り１ｍの鋼製ライナープレートで築造する。集水井内ボーリング工はストレーナー加工したφ40㎜のＶＰ集水管を23本、合計８５０ｍ敷設する。集水管１本あたりの長さと本数は◇25ｍ×３本◇30ｍ×３本◇35ｍ×８本◇40ｍ×２本◇45ｍ×５本◇50ｍ×２本－。排水ボーリングはφ１３５㎜で掘進し、φ１００㎜のＳＧＰ排水管を75ｍ敷設する。