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国土交通省常総国道事務所

国交省常総国道の圏央道4車化まとめ/館野高架橋と尾羽根川橋をWTOで年内発注へ

2022/08/10 日本工業経済新聞(茨城版)

 圏央道では、久喜白岡JCTから大栄JCT間の4車線化工事が、2024年の全線供用開始を目指して進んでいる。そのうち、国土交通省常総国道事務所がこれから公告予定の工事をまとめた。WTO対象は、館野高架橋外床版工事と尾羽根川上部工事の2件。館野高架橋は15~30億円未満、尾羽根川橋上部は10~20億円未満の規模で、10~12月に一般競争入札で発注となる。また、高第一橋上部工事が10~12月に、浄向川第一橋外上部工事が来年1~3月に発注となる見込み。

 【館野高架橋外床版工事】

 つくば市の館野高架橋(L1396・8m、W10・7m)と手代木橋(L85m、W10・65m)のPC床版工。工期12カ月で、発注規模は15億円から30億円未満。余裕期間制度を活用し、10~12月に発注する。

 現在、JFEエンジニアリング㈱と日本鉄塔工業㈱が上部工事を施工している。工期は来年3月末まで。

 【尾羽根川橋上部工事】

 成田市芝の鋼5径間連続2主鈑桁橋(L270m、W10・150m)。工場製作工(約520t)、工場塗装工、架設工、附属物工、床版工。工期16カ月。10億円から20億円未満の規模。10~12月に発注予定。設計はパシフィックコンサルタンツ㈱が策定。

 【高第一橋上部工事】

 千葉県成田市のPC3径間連結コンポ橋(L81m、W10・15m)。工期は12カ月で、発注規模が4億5000万円から6億8000万円未満。10~12月に発注となる。㈱ドーコンが設計を担当した。なお、現在は古谷建設㈱が下部工に取り掛かっている。工期が来年1月31日まで。

 【浄向川第一橋外上部工事】

 千葉県神崎町松崎の浄向川第一橋(L31m、W11・05m)と浄向川第二橋(L30m、W11・05m)、千葉県成田市名木の成田跨線橋(L23m、W11・05m)。形式は浄向川第一がPC単純ポステンT桁橋、浄向川第二がPC床版、成田跨線橋がPC単純プレテンT桁橋。

 工期10カ月で、発注規模は3億円から4億5000万円未満。来年1~3月に発注する。

 設計については、浄向川第一および第二は㈱橋梁コンサルタントが、成田跨線橋は㈱JR東日本コンサルタントが策定。

 下部工は村本建設㈱が浄向川第一を、奈良建設㈱が浄向川第二を、京成建設㈱が成田跨線橋をそれぞれ施工。

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