鴻巣市はふるさと総合緑道整備事業の一環として、市道H-223号線橋梁を整備する。設備規模は延長約35m、幅員約5~6mを想定。整備に向けて、2022年度で実施設計を策定する。仕様をまとめた後、23年度から整備予定地の用地取得に着手。用地取得が完了次第、工事へ取り掛かる計画となる。
市道H-223号線橋梁は、元荒川に架かる設備として計画。整備予定地は、主に県警察運転免許センター(鴻巣405-4)西側へ位置する。同施設が面している免許センター通りを起点とし、元荒川を越えて安養寺地内の市道と接続。同地域周辺の回遊性を向上させる計画だ。
現時点では上部工を単純鋼床版、下部工については逆T式橋台とする想定。設計において施工方法などの詳細を固める。そのほか、橋梁整備後に同橋と接続する市道の拡幅工事を予定している。
実施設計を、CPC埼玉事務所(さいたま市、電話048-826-7107)が手掛ける。
ふるさと総合緑道整備事業は、公園緑地、主要公共施設、歴史文化施設などを結ぶ道路を再整備し、市内全域の回遊性を向上させる計画だ。22年8月時点で99・5%の整備が完了。今後は残る橋梁整備、水路改修工事などを進める予定となる。