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プロポ採用決める/測量と地盤調査は公募型/長野運動公園総合体育館改築

2022/08/24 長野建設新聞

 22日に開かれた長野市の8月期請負工事審査委員会で、長野運動公園総合体育館整備事業(吉田五丁目)の事業者選定方法をプロポーザル方式とすることが決定した。既報のとおり、事業手法は設計・施工一体型(DB方式)の採用が決まっている。(8月20日付3面参照)

 同事業は、老朽化した主体育館と補助体育館を、現在地の東側の敷地に建て替えるもの。概算事業費は88億円を見込む。さらに、公園内にある総合市民プール「アクアウィング」の長寿命化改修も併せて施工することで、事業期間の短縮とコスト縮減を図る。新体育館はメインアリーナとサブアリーナ一体型で建設。規模は2階建て、延べ1万1400㎡を想定している。完成後、既存体育館は解体し、跡地は駐車場にする。

 通常、同委で審議した案件は3カ月以内に発注されるが、今回は事業者の選定方法を決定したもので、今後、DB方式の要求水準書を作成し、発注段階で改めて同委で審議することになる。

 基本計画で示したスケジュールでは、本年度内に事業者公募を開始し、2023年度半ばまでに特定する。設計業務は23~24年度、新体育館建設およびアクアウィング改修工事は24~26年度、既存体育館解体および駐車場・外構工事は27年度に実施する。

 また、今委では同事業に係る測量業務委託(A0.059平方㎞、4級基準点測量、現地測量、路線測量、縦横断測量各一式)と建設敷地地盤調査業務委託(機械コアボーリング、調査孔数3点、調査深度35m×3点、標準買入試験105回)について、いずれも公募型競争入札で発注することも決めた。2件は今後3カ月以内に発注となる。発注規模は設計金額500万円以上。

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