さいたま市は、Park-PFI(公募設置管理制度)と指定管理制度を併用する県立総合教育センター跡地公園(緑区)の整備・運営管理の事業予定者に、内田緑化興業を代表法人とする「ヌゥパーク共同企業体」を選定した。債務負担行為の設定に必要な議案を9月議会に提出。設計を10月~2024年3月末、建設工事を24年4月~25年9月末まで実施する。25年9月議会で指定管理者の指定を別途行い、同10月ごろの供用開始を目指す。
代表法人以外の構成員は、柳沢ガーデンとプラネット・コンサルティング・ネットワークの2者。造園業である代表企業を中心に、自然豊かで四季の風景を楽しめる公園を整備するとともに、地元企業のノウハウを生かすきめ細かな運営管理の提案を高く評価した。
総合教育センター跡地公園は、県の同センター解体により生まれる1万3698㎡を市が取得して整備する。所在地は緑区三室西宿1305-1(地番)。
提案によると、園内にコニュニティーハウス・広場、多目的広場、シンボルツリー、果樹ガーデン、展望コーナー、水田、インクルーシブ遊具などを設置する。コニュニティーハウスではレンタルスペース、売店などのサービスを展開。コミュニティー広場は地元の野菜の販売、キッチンカーなどの誘致を目指す。
次点の事業候補者は大和リースグループ。