記事

事業者
茨城県,栃木県

茨城県境の道路河川改善へ、真岡と栃木土木17カ所を報告

2022/08/25 栃木建設新聞

 栃木、茨城両県土木事務所の連絡調整会議が22日筑西土木事務所で開かれ、本県からは真岡と栃木土木事務所の道路と河川17カ所の今年度の取り組みが示された。両県に影響の大きい道路や河川について管理を含め、現況、課題、構想、計画などの情報を共有。2県が連携・協力し当面の改善策や整備の方向性など目的を達成していくことが狙い。真岡土木では今年度(仮称)つくば・八溝縦貫白河道路の概略ルートの検討と将来の交通量の推計を実施。栃木土木では東野田古河線矢畑で測量や設計に着手する。

 両県が接する事務所間連絡調整会議は2019年度に初開催。20・21年度と感染症拡大防止の観点から書面開催となったが、22年度は3年ぶりに対面により開催した。

 茨城県から筑西土木、水戸土木、境工事の3事務所の幹部職員らが出席。真岡土木の福田昌弘所長は「県境をまたぐ公共事業は中長期的な見通しの下、戦略的で計画的に進める必要がある。県境会議が新たな時代に役割を果たすことを期待したい」とあいさつした。

 真岡土木の事業では、真岡筑西線長沼と結城二宮線境は道路網のあり方を検討。つくば益子線長堤はⅠ工区が改良舗装工事、Ⅱ工区は用地調査に着手する。408号真岡南バイパスは改良と舗装工事の進捗を図り、294号二宮拡幅は茨城県境側から工事に着手しており、全線にわたり用地買収を進めていく。

 西田井二宮線東大島は道路詳細設計を踏まえ用地測量。岩瀬二宮線阿部品では穴川橋東側の歩道整備に着工する。宇都宮笠間線小貫は茨城との県境800mが降雪時に通行止めとなることから、冬期の管理体制を強化していくことを確認した。

 栃木土木は東野田古河線南赤塚南が設計説明会を行い用地測量。小山市の西仁連川は運動公園付近など2カ所の堆積土除去を実施する。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら