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県 館林北部第四地区造成事業を決定

2022/08/26 群馬建設新聞

県は、館林市大新田町で新規産業団地を計画している館林北部第四地区造成について、都市計画法に基づく事業決定を公示した。対象面積は約19ha。併せて、同地区の面積約20haについても市街化区域の編入も決定している。工業用地を中心に道路や水路、緑地などの整備を予定。今後、事業着手に向けた各種手続きを進めていく。

対象場所は下早川田町地内にある館林北部第三工業団地の南側で、大新田町地内の同第二工業団地西側に位置する。面積は約19・3ha。

工業用地が約13・0haとなり、面積に対する比率が67・4%を占める。このほか主な公共用地として◇道路・水路=約2・2ha(比率11・4%)◇緑地=約0・6ha(同3・1%)◇調整池=約3・4ha(同17・6%)◇鉄塔、神社、水源用地等=約0・1ha(同0・5%)-を計画している。

施行区域内に幅員6m~16・5mの区画道路を配置するほか、区域面積の3%以上となるよう整備する。下水や工場排水は処理した後、仲伊谷田承水溝へ放流。雨水排水は、敷地南側に位置する調整池ににより調整し、待矢場両堰・邑楽土地改良区管理排水路を経由し板倉川へ流し込む。

併せて、県企業局による工業団地造成事業の実施が確実となったことを受け、おおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき地区となるため、市街化区域に編入する。

造成の対象となる地区は主要地方道佐野行田線の沿線に位置している。また、東北自動車道館林インターチェンジから北へ4㎞にあり高速交通網へのアクセス性に優れた区域となる。1970年5月25日付けで首都圏整備法に基づく都市開発区域の指定を受けており、首都圏における計画的工業配置と均衡ある地域社会の発展に寄与するべく、都市計画事業として工業団地を造成しようとするもの。

なお、同地区を含め館林市域の大半が浸水想定区域(想定最大規模)であるため、館林市強靭化計画に基づき、ソフト・ハード対策を適切に組み合わせた総合的な対策を講じていくとしている。

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