大河津分水の通水100周年を記念したゲートオープンセレモニーが25日、燕市内の可動堰右岸高水敷で開かれた。多くの関係者が参加して100年前の通水の瞬間をイメージしたカウントダウンを実施。可動堰のゲートが少しずつオープンされると、水が勢いよく下流に向かって流れ出し、参加者から大きな拍手が沸き起こった。
大河津分水は100年前の1922年8月25日に通水。15年の歳月をかけ1000万人を超える人が工事に携わった大事業。セレモニーで北陸地方整備局信濃川河川事務所の今井誠所長は「本日が大河津分水の100歳の誕生日。念願の分水路が100年前に通水した時、地域の皆さんの喜びは言葉では言い表せない大きなものであったと思う。100年間、新潟の人々の暮らしを守ってきてくれた大河津分水路と、建設に貢献した偉大な先輩たちや地域の皆さまに感謝をして、次の100年も地域を守ってくれる新たなスタートとなるよう皆さんと祝いたい」と呼び掛けた。
河川敷では大河津分水の工事を受注している工事連絡協議会がショベルカーで描いた「100」の文字が披露され、参加者はその前で記念撮影を行った。
【写真=今井所長、ショベルカーが描いた100の文字の前で記念撮影】