水戸市内では、高層マンションの建設が進んでいる。再開発を計画する三の丸地区は、20階建ての住宅棟を含む複合施設を建設する。順調に進めば2024年の着工を予定している。サーパス水戸南町では、地上15階、延べ床面積7843㎡の建設が進行中。水戸駅南口では、㈱タカラレーベンが旧立体駐車場跡に20階建てマンションを建設する。南町2丁目交差点付近の商業地では、RC造14階建ての建設に向けて、既存建物の解体が完了。新築工事に向けた準備が進む。
【三の丸地区再開発】
水戸駅北口付近の三の丸地区で、20階建ての高層住宅建設が動き出す。延べ床面積が1万8000㎡規模。184戸の分譲型集合住宅とし、3LDK(70~75㎡)および4LDK(80~135㎡)のファミリー層を中心とした住戸計画。1階部分には保育施設や店舗を配置する。特定業務代行者は㈱長谷工コーポレーション(東京都港区)が担当。
周囲では業務棟(4階建て、延べ床面積2750㎡)と駐車場棟(5階建て、4990㎡、234台収容)も建設し、住宅・店舗・業務・保育施設・駐車場などを集積した複合用途施設として計画する。総事業費が約104億円。順調に進めば2023年度から既存建物を解体し、24年度にも建設工事に移る計画。
【サーパス水戸南町】
南町地区では、㈱穴吹工務店の設計・施工で「サーパス水戸南町」の建設が進む。建物規模がRC造地上15階地下1階、延べ床面積7843・42㎡規模。総戸数84戸で、2LDK~3LDKを備える。建築面積691・48㎡、高さを44・605mとする。敷地面積2664・19㎡。駐車収容台数は84台。24年6月下旬の竣工を予定している。
【仮称・レーベン水戸駅前(宮町)】
㈱タカラレーベン(東京都千代田区)は、水戸駅南口近くに延べ2万㎡分譲共同住宅兼店舗「仮称・レーベン水戸駅前」の新築工事を計画している。代理人および設計者が川口土木建築工業㈱一級建築士事務所(埼玉県川口市本町4-11-6)が受託。施工者は未定。25年3月31日の竣工を予定している。
開発地は3301・35㎡で、茨城労働総合庁舎に隣接する旧立体駐車場跡地。新築規模がRC造20階建て、建築面積1767・58㎡、延べ床面積2万2371㎡、高さ59・98mで計画する。
【南町2丁目マンション】
セントラル総合開発㈱(東京都千代田区)は、水戸市南町2丁目に地上14階建て、延べ床面積2235・14㎡規模のマンションを新築する。設計をコスモ綜合建設㈱一級建築士事務所がまとめる。施工者については、現時点で未定。完成が24年2月末を予定している。
整備予定地は、国道50号、南町2丁目交差点近く。敷地面積が722・79㎡の商業地域。複合ビル「LEO参拾番館」の跡地。
建物の規模・構造が、RC造14階建て、延べ床面積2235・14㎡(建築面積231・45㎡)で計画し、高さが43・56m。駐車台数は敷地内に17台分を確保する。