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群馬県前橋市

前橋市があいのやまの湯で改修工事

2022/08/31 群馬建設新聞

前橋市は荻窪公園温水利用健康づくり施設あいのやまの湯(荻窪町530-1)で、改修工事を計画している。同公園は指定管理者と、公募設置管理制度(Park-PFI)を活用した施設等の設置を担う事業者を募集しているところ。民間活力の導入とともに、既存施設の長寿命化を行い、利用者の利便性や快適性を引き上げるねらい。工事は市発注で、2024年度から2カ年程度で取り組むことになる。

Park-PFI制度で民間活力を導入することにより、新たな施設を整備。民設民営のアウトドア等の便益施設や休養施設などを設置し、公園利用者の満足度や赤城南麓ブランド力の向上を目指す。公園施設との相互連携を図るために、園地全体の維持管理運営は、指定管理者に委託する。これらの提案企業について、公募を行っているところ。12月中旬に設置等予定者および指定管理者を決定するはこびとなっている。

市は、公園内にある既存の温泉施設あいのやまの湯について、設備類の長寿命化改修工事に取り組む。同施設は、03年に完成したRC造一部S造地下1階、地上1階建てで、延べ床面積4632・83㎡。1階には露天風呂やサウナを有する男女浴室や屋内プール、温泉付き個室、レストランなどが備わる。地下は機械室となっている。

長寿命化工事の実施設計業務が公告されおり、9月8日に開札を予定。劣化診断結果に基づいて、設備状況を調査などを行った上で、更新する範囲や改修方法などを探る。23年3月24日の履行期限作業する。

現状の概算予定工事費は5億円を見込む。想定する主な施工内容は◇屋上防水◇浴室サッシ改修◇プール下鉄骨補修など◇照明LED化◇高圧設備◇浴槽循環ろ過装置◇温水器等給湯設備◇空調設備◇給排水管-など。

指定管理等の事業者と協議して、工事の進め方などを調整。工事費の規模や施工内容が多岐にわたることから、工種による分離またはJVへの発注も視野に入る。25年7月から改修後の営業を開始する方針。

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