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群馬県太田市

太田市は運動公園の改修工事を計画

2022/09/02 群馬建設新聞

太田市は運動公園広場(飯塚町1059-1)の通路改修工事やステージ建設などの大規模改修工事を月内から順次、発注する。公園に隣接して体育館の建設工事を進めているために、工事発注時期や内容は流動的になりそう。改修工事は当初予算で工事費1億5000万円を計上していたが、9月補正予算案で2億円を追加計上し、2022年度は計3・5億円での工事となる。なお、同予算案で2024年度までの債務負担行為として、3億4560万円を設定し、来場者の拡大を見込むため、駐車場用地取得も進める。

運動公園改修はサブグラウンド内の市民体育館建設に伴い実施する。市民体育館は太田市を本拠地とするプロバスケットボールチーム群馬クレインサンダーズの新施設として整備を進めており、完成後は県内外から多くの人々が訪れることが想定される。このため、老朽化する通路や広場の改修を行う。工事は22年度から着手し、24年度に完了。3カ年で合計5億4000万円を見込む。23、24年度は約2億円での工事を進める予定。

現段階で想定する発注工事はトリムコースの街路灯改修工事、三角駐車場排水路改修工事、中央通路等整備工事に一部着手したいとしている。中央広場の野外ステージ建設も年度内に発注する考えも示している。街路灯は18基程度の整備を行うほか、配線および土工事も併せて実施する。排水路改修工事は延長95mのボックスカルバートを設置する。中央通路等整備工事はアスファルト舗装が剥げている部分や、段差が生じている部分が目立っているほか、木々の根が露出している箇所などもあるため、これらを解消する。設計業務は東京ランドスケープ研究所(東京都渋谷区)が担当。

駐車場整備事業は現在の公園駐車場の拡大を検討している。土地開発公社の用地先行取得事業として、当初予算で9000万円、6月補正予算で9300万円の債務負担行為を設定している。9月補正予算案を含め5億2860万円で用地の取得を進める。

なお、市民体育館の建設工事は関東建設工業(太田市)・梓設計(東京都大田区)JVが施工中。RC造およびS造およびSRC造の地上3階建て、延べ床面積1万1103㎡の体育館で、23年5月ごろの完成を見込む。

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