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群馬県渋川森林事務所

10月に大岩で法面工 9月にも2件測量設計

2022/09/03 群馬建設新聞

県渋川森林事務所は、渋川市赤城町棚下(大岩)地内で法面工事を10月に指名競争入札で発注する。設計は群馬県森林組合連合会(前橋市)がまとめた。

法面工事は赤城町棚下地内の棚下不動の滝の遊歩道付近で実施する。同地域は観光名所となっており、毎年多くの人が訪れるスポット。2011年の東日本大震災による大規模崩落や、19年の集中豪雨による地すべりなどで地盤が脆くなっていることから、複数年にわたり復旧工事を行ってきた。

22年度は大岩地区で延長約30m、法長約20m、施工面積約600㎡のコンクリート吹付工やワイヤーロープ設置などを計画している。

同地区では、17年度に土留工やモルタル吹付工513・7㎡など、21年度はモルタル吹付工23㎡とコンクリート吹付工252・6㎡などを実施。工事はどちらも上毛緑産工業(吉岡町)が担当した。法面工は22年度発注分で完了する見通し。

2件の測量業務

月内に指名競争

県渋川森林事務所は、月内に渋川市赤城町北赤城山(後入)地内と吉岡町上野田(上野原)地内で渓間工に向けた測量業務を委託する。入札方式は指名競争を見込んでいる。

2022年度はこのほか◇渋川市赤城町長井小川田(元藤木)◇同市石原(南原)◇前橋市柏倉町(赤城山)-で渓間工に対する測量委託業務を9月中の開札で指名通知している。測量業務後、土留工や流路工を内容とした事業化を検討するとしており、早ければ23年度の工事発注を目指す。

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