記事

事業者
埼玉県秩父県土整備事務所

年明け、左岸下部/国道140号安谷橋架替

2005/12/13 埼玉建設新聞

 国道140号安谷橋架け替えを進める秩父県土整備事務所は年明け、右岸側の橋脚、橋台各1基の工事を発注する考えを示した。上部工については、18年度以降に取り掛かる方向で調整している。完成目標は19年度。

 既存の安谷橋は、秩父市荒川上田野、荒川日野境の安谷川を渡る橋梁で、橋長65・2m、幅員8・2m。橋梁前後が急カーブになっており、見通しが悪く、通学路ながら歩道も狭あい。地元からも早期整備の要望が上げられていた部分。

 新橋ルートは、秩父市街地方面から大滝方面に向かい、現橋手前で、右にルートを振り、安谷川を斜めに渡り、現橋左岸の取り付け部に接続させるもの。併せて、歩道整備も実施する。

 新橋は、橋長114m、幅員14・5m。詳細設計は、国際航業北関東支店(さいたま市、電話048-686-1220)が作業した。

 整備の現状は、下部工が右岸側から、L型橋台、深礎杭のA1橋台を太洋建設、T型で深礎杭のP1橋脚をダイショウが施工中。仮桟橋もダイショウが整備した。左岸は、仮桟橋工をサンセイが受注し、工事に入る段階となっている。

 年明けの発注を見込む左岸橋台A2は、逆T式で直接基礎。また、P2橋脚は、P1同様T型で深礎杭。杭は15m程度あり、地上部から桁までは14m程度あるという。

 上部工については、先行して左岸側からの2径間を手延べ機で架設。右岸の1径間は、クレーンで架設する計画。その後、橋面舗装、区画線の設置など行い、完成させる。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら