7月24日に全国62会場で行われた2022年一級建築士試験「学科の試験」の合格者が6日に発表された。実受験者数3万7人のうち、6289人が合格。合格率は21・0%だった。前年比で受験者数は減ったものの、合格者数と合格率は上昇しており、20年の試験とほぼ同じような結果となっている。
合格基準点は、各科目が学科Ⅰと学科Ⅱが11点、学科Ⅲと学科Ⅳは16点、学科Ⅴは13点で、かつ総得点91点に達成した者が合格となった。合格基準点は各科目は過半の得点、総得点はおおむね90点程度を基本的な水準として想定していたが、総じて難易度が低かった。
合格者の男女比は男性が72・1%、女性が27・9%。平均年齢は30・2歳で、年齢別では24歳から26歳が29・7%で最も多い。
合格者を対象に10月9日に設計製図の試験を行い、12月26日に合格者を発表する。