県利根沼田農業事務所農村整備課は昭和村赤城原、糸井地内の北ろく赤谷地区で舗装工事３件を近く発注する。工事は舗装１～３工事に分け、それぞれ指名競争入札で発注する。同地区での工事は２０２４年度で完了を予定。事業費は既に発注されている管路工と旧管撤去を含め、約２億７０００万円となる。

工事は県営農村地域防災減災事業に基づき行われるもの。北ろく赤谷地区全体で１７１haを対象とし、石綿セメント管から塩ビ管への敷設替えを行っている。全体計画では約18㎞の石綿セメント管を撤去し、約19㎞の塩ビ管を敷設することとなる。

舗装１工事は管路舗装本復旧１８００ｍと石綿セメント管の撤去１０００ｍを行う。２工事としては本復旧工１９００ｍと旧管撤去１１００ｍ、３工事では本復旧工１２００ｍと旧管撤去１７００ｍを実施する。本復旧工はすべて厚さ３～５㎝のアスファルト舗装となる。工期は６カ月を予定。設計はすべて藤和航測（前橋市）が担当している。

21年度は反町工業（沼田市）が延長９４１・６ｍでφ75～１００㎜の塩ビ管を敷設し、延長１８８１ｍで旧管の撤去を行った。

22年度は延長１１３０ｍでφ75～１５０㎜の塩ビ管敷設工と延長２４８０ｍの旧管撤去をすでに発注しており、16日に入札を予定する。同工事をもって塩ビ管の敷設はすべて完了となる。

23年度および24年度は管路舗装本復旧工と、残りの石綿セメント管の撤去を行う。