外資系デベロッパーがつくばエクスプレス(TX)守谷駅前に計画しているシネマコンプレックスなどの複合施設「(仮)守谷ステーションモール」(旧名称・守谷エンターテイメントセンター)の大規模小売店舗立地法の届出が、年明けにも行われるもようだ。当初は今年11月を予定していたが、地権者との書類手続きが長引いたために遅れた。この間、施設規模は当初計画を上回るS造5階建て延べ2万9000㎡へ、総事業費も約42億円(総工費約35億円)へと拡大。総合企画・設計は(株)ソメヤデザイン(東京都品川区大井)。来年5月ごろに着工、翌19年夏を前に開業予定だ。
開発位置は、TX守谷駅前西口の国道294号沿いで、守谷市守谷甲2545。駅前一体型土地区画整理事業施行区域の22、13街区の一部。にあたり、地面積は、複合施設+立体駐車場9688㎡と平面駐車場3365㎡の合計1万3053㎡。
施設規模については、今年9月ではS造5階建て延べ約2万3300㎡で計画されていたが、配置を練り直するなど見直しを行い延べ約2万9000㎡に拡大した。
総事業費も、35億円から7億円増の約42億円とし、総工費も約35億円と試算した。
フロア内については、1階の温浴(洞くつ風呂など)を3階に移して、物販・生鮮スーパー(エコス)は1階で変わらない。
グルメパークや物販の配置、駐車施設棟、駅舎ペデストリアンデッキとの接続も、当初どおり2階に配置。
3階のアミューズメント・ボーリング場と、4階、5階のシネコン(10スクリーン)については、温浴の移動に伴って、それぞれアミューズメント・ボーリング場が4階、シネコンが5、6階へと繰り上げられる。
このほか駐車場に関して、施設に付属する立体駐車場が交通協議により縮小となったことから、付近に整備予定の平面駐車場(約120台)と合わせておよそ800台の収容となる。
地権者や銀行らとの書類手続きも年内に完了する目途がついたことから、年明けにも大規模小売店舗立地法の届出を行い、地元説明会を開催する予定。
スーパーゼネコン数社から施工者を選定した後、18年5月ごろから着工の見通し。
大幅な需要が見込める翌19年の夏を前にオープンさせる方針だ。