甲州市は旧市環境センターごみ処理施設跡地(同市塩山三日市場)に公園を整備する方針を決めた。約7000㎡の敷地を活用し、市民の憩いの場を創設する。今後詳細な整備内容の検討を始める見通し。9月市議会で中村勝彦議員の質問に、鈴木幹夫市長が明らかにした。
市が地元住民1000人を対象に実施したアンケートでは、公園、広場、軽スポーツ施設、防災避難所などとして活用する案が約7割を占めた。鈴木市長は「地域住民の多くの皆さまが、人々が集い交流できる場所、散歩、軽スポーツなど健康作りができる場所を望んでいるというアンケート結果だった。皆さんの要望をできる限り考え、芝生広場、あずまや、トイレを備えた憩いの公園を整備したいと考えている。今後詳細を検討していくが、できるだけ早期に整備したい」と、公園整備の計画に着手する方針を示した。
中村議員は「市長の重要課題として取り組んでいただいた結果が、いよいよ次の段階に進むものと期待している」と述べ、地元住民と足並みをそろえ事業を進めることを求めた。
同施設は東亜建設工業により昨年度までに解体工事が完了。すでに更地になっている。敷地面積は7365㎡。
【写真=公園を整備する予定のごみ処理場跡地】