前橋市は２０２３年度の施工に向けて、小学校２校の外壁落下防止工事の実施設計に取り組む。対象校は桂萱東小学校（堤町４７１）と、勝山小学校（総社町植野１２３）。補助金などで財源が確保できれば、23年度に両校の工事を個別に発注することになる。概算の予定工事費は２校を合わせて１億円程度を見込んでいる。

桂萱東小は北校舎を対象に施工を計画している。建物の規模はＲＣ造３階建て、延べ床面積３４６４㎡となっている。概算工事費として５６８７万５０００円を見込んでいる。

一方の勝山小は体育館と普通教室棟の間に位置する管理・特別教室棟を施工する。ＲＣ造３階建て、延べ床面積２６８６㎡の規模。概算工事費は４４１０万円としている。

いずれも足場を組んでの塗装による長寿命化工事となる見通し。外壁落下防止改修を行った上で、外壁塗装や防水改修を盛り込むことになりそう。

両校の実施設計業務を個別に公告しており、26日に開札する。年度内に作業を終え、23年度上半期中に発注する方針となっている。

22年度には天川小学校などで同様の工事を発注。いずれも簡易型の条件付き一般競争入札で業者選定を行った。参加条件は市内本店または準市内認定の支店・営業所等。業種を塗装Ａ等級としている。