建設業労働災害防止協会千葉県支部京葉分会(髙山貴子分会長)は8日、市川市内の京葉建設会館において「2022年度全国労働衛生週間実施要領説明会」を開き、会員36人が出席した。船橋労働基準監督署の吉田明生署長からのあいさつをはじめ、髙橋幸喜・安全衛生課長が全国労働衛生週間実施要領、山下俊馬・第四方面主任監督官が働き方改革関連法案についてそれぞれ説明。特別講演として、(一財)君津健康センターの山瀧一・産業保健部長を講師に招き、「建設業におけるコロナ感染予防対策」をテーマに話を聴いた。
10月1日からの本週間へ
全国労働衛生週間は、心身とも健康で、誰もが安心して働ける快適な職場づくりを目指し、効果的な労働衛生管理活動の実施を目指して1950年に開始。今年で73回目を数える。
本年度のスローガンは『あなたの健康があってこそ 笑顔があふれる健康職場』。9月1日から30日までを準備期間とし、10月1日から7日までを本週間として展開する。
説明会に先立ち、主催者を代表して京葉分会の髙山分会長は、スローガンにもあるように「最近では、職場におけるメンタルヘルス不調や、過重労働などの健康確保対策が重要な課題となっている」と指摘。
この説明会が「みなさんにとって大変有意義なものとなり、さらなる健康職場の環境整備に繋がるように祈念する」と述べ、あいさつとした。
孫子の「謀攻篇」なぞらえて講演
「建設業におけるコロナ感染予防対策について」の特別講演では、山瀧講師が、第7波で「オミクロン株に置き換わった状態」や、別の視点でみた感染状況として、新規感染者のピークは「一定の期間で下がっていくが、以前の水準まで下がることはない」などと説明。
一方でコロナ感染予防対策を、孫子の兵法の第3章「謀攻篇」になぞらえ、知彼知己 百戰不殆を「病気のことも職場のリスクもわかっていれば対応できる」、不知彼而知己 一勝一負を「病気のことは未知でも職場のリスクがわかれば五分五分」と解釈し、受講者に説いた。
【「全国労働衛生週間」実施要項説明会出席者】
▽髙山貴子(本田土木工業㈱)▽貝瀬 圭(㈱ウラタ)▽尾頭研哉(尾頭建設㈱)▽小湊宏明(㈱大城組)▽関口暁太(㈱風間建設工業所)▽堺 千種(カネケン京葉コミュニティ㈱)▽上條和彦(上條建設㈱)▽川島正之(京葉ガスエナジーソリューション㈱)▽髙橋規一(京葉都市開発㈱)▽三田部稔秋(㈱ケイハイ)▽渡部智光(工営建設㈱)▽関 薫子(櫻工営㈱)▽河合 廣(㈱鹿野建設)▽橋本和親(杉山建設工業㈱)▽高梨秀聡(大市産業㈱)▽村木尚道(㈱DAISHU)▽井上 豊(田口建設㈱)▽石神千谷(高根建設㈱)▽渋谷保治(千葉建設㈱)▽石井 聡(千葉ロードサービス㈱)▽田村 実(㈱ティーエスケー)▽鈴木貴典(テッコウエンジニアリング㈱)▽堀内 拡(㈱デベロップ)▽菊池貴美(トキワ建設㈱)▽佐竹奈保子(土佐工業㈱)▽菅井詠津子(㈱中川組)▽磯部純司(日本ケーブル㈱)▽伊藤良将(㈱日本都市)▽畠山和弘(畠山建設㈱)▽福田直人(福田建設㈱)▽海老根進一(不二公業㈱)▽棟方憲雄(㈱保戸田組)▽高梨秀一(㈱三浦工務店)▽宮原謙二(宮原建工㈱)▽吉水安彦(㈱吉水電機工業)▽安中一弘(利興建設㈱)▽林 作衛(事務局)▽岡田 学(同)