さいたま市は、スポーツシューレ推進施設の整備候補地の一つとみている県有地、旧衛生研究所跡地(桜区上大久保639-1ほか)の取得に関わる県からの意向確認への回答を10月中旬までに提出する。市としての取得希望時期、用途などを伝える見通し。
衛生研究所跡2万5770・78㎡のうち、北側敷地の1万1458・55㎡では、隣接する特別支援学校さいたま桜高等学園のグラウンド・実習用農地としての再整備(県事業)が昨年度終わった。残る南側約1・3haが、スポーツシューレ推進施設の候補地。
市は開会中の議会で、土地取得の確認依頼を県から受けていることを明かした。「取得希望時期、用途、取得に当たっての懸念事項などについて、10月中旬ごろをめどに回答を求められている」と説明した。
市はスポーツシューレ推進施設と呼ぶ、市内スポーツ施設をネットワーク化する新拠点の整備を目指している。本年度は、「スポーツシューレ推進施設の整備に向けた方針策定支援」業務をデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー(千代田区、電話03-6213-1180)に委託して進める。
旧衛生研究所跡を含む埼玉大学周辺から候補地を絞り込む。同業務の中で、候補地を比較・検討して、配置計画・建設費・整備手法などを整理する。