住宅設備機器最大手のLIXILは、快適な窓辺環境づくり推進活動の一環として、高性能の外付け日除けを長岡市立山本保育園に寄贈した。設置作業を担当したパートナー企業のニシザワトーヨー住器(西澤茂博代表取締役、長岡市福戸町)、長岡市教育委員会らが出席し、このほど贈呈式が行われた。
あいさつに立ったLIXIL営業本部北関東担当戦略ブロックマネージャーの藤原正行氏は、2019年に開始した「窓からECOプロジェクト」に言及し「熱中症防止の社会的な対策として始めた。日本一暑い埼玉県熊谷市で検証し、室内の温度は2・5~3度下がった。エアコンでは30%相当の効率になる。エアコンに頼らない日除け習慣を広めたい」と語った。
式には16人の年長児も参加。代表園児が藤原氏に感謝状と折り紙で作った花束を手渡し、御礼の言葉を述べた。
活動の経緯に触れた藤原氏は「17年に熊谷市、次は熊本市の仮設住宅に設置し、九州6県の園に贈った。北関東甲信越での活動は20年からで、実際の寄贈は21年に新潟市の園に贈った。今回は長岡市で、市から何園かの候補を挙げて選んでもらった」と説明。
スタイルシェードについては「日射を83~97%遮る高い遮熱性があり、耐久性も優れている。収納も簡単。価格は設置費用別で3~4万円で長期的に使える」と説明し「この活動が子どもたちの健やかな成長につながればと思い、ぜひ継続していきたい」と加えた。
LIXILではプロジェクト期間の21年10月~22年3月に、本県のほか▽茨城▽栃木▽群馬▽長野▽山梨▽埼玉▽千葉▽東京▽神奈川▽京都▽大阪▽兵庫▽奈良▽和歌山―の15都道府県、15施設にスタイルシェードを寄贈。CO2削減貢献量は計6533トンに上るとしている。
【写真=送られた外付け日除け、園児も一緒に記念撮影】