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群馬県安中土木事務所

仮・湯ノ入橋を新設へ 10月一般競争公告

2022/09/28 群馬建設新聞

県安中土木事務所は、安中市中宿地先に架設する(仮称)湯ノ入橋のP1橋脚とA2橋台の設置工事を10月に一般競争入札を公告する。P1、A2ともに場所打ち杭基礎を施工し築造する。同橋は橋長147・5m、幅員7・7m(有効幅員6・5m)の鋼3径間連続I桁橋として、碓氷川に架設する。詳細設計は長大(東京都中央区)が手掛けた。

県が進める碓氷川築堤工事により、堤防高が変わるため、中宿地内の既存橋梁下流側に新橋を架設する。安中市道幹116号線の橋梁であり、碓氷川の中心線に対して直角に整備する。右岸側からA1、P1、P2、A2を設置する。橋台2基は逆T式、橋脚2基については壁式で整備。

P1は高さ8m、幅7・7m、鉄筋約15t、コンクリート約209立方mで築造する。基礎はφ1200㎜、長さ6mの場所打ち杭を8本打設して仕上げる。

A2は高さ6m、幅7・7mの規模となり、約6tの鉄筋と約148立方mのコンクリートで整備。基礎はφ1200㎜、長さ8mの場所打ち杭を6本打設。

A1は高さ6m、幅7・7mで整備。鉄筋約5tと約141立方mのコンクリートで築造する。基礎はφ1200㎜、長さ9・5mの場所打ち杭を4本打設して整備。

基礎をニューマチックケーソンで施工するP2は高さ12・5m、幅7・7m、鉄筋約31t、コンクリート約406立方mで築造。基礎は高さ5m、幅9m、コンクリート約292立方mで打設する。

上部工はクレーンベント架設工法で、桁高958~2600㎜のI桁(耐候性鋼材)を3本設置する。床版は鉄筋約11tとコンクリート約334立方mを使用して厚さ22㎝で打設、その上に防水シートを約980㎡張り、厚さ8㎝のアスファルト舗装を約920㎡施工して仕上げる。

防護柵は両側合わせて延長約300m整備する。このほか、高さ10mのLED照明灯を4基設ける。

新橋架設後に撤去する既存橋梁は、鋼橋と木橋で構成されている。鋼橋部分が橋長110・2m、全幅4・82mの5径間合成H桁橋で、木橋部分は橋長7・5m、全幅4・38m。

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