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県南地域学校整備まとめ/中根金田台小は24年7月(つくば市)/23年度に統合小着工(美浦村)

2022/10/04 日本工業経済新聞(茨城版)

 第2回は県南地域の学校整備事業。つくば市では中根・金田台地区の新設小学校について、設計が10月にも発注となる。つくばみらい市のみらい平地区中学校も新設で、このほど佐藤総合計画・andHAND建築設計事務所JVが設計者に選ばれた。美浦村の統合小学校は現在設計中で、2023~24年度の2カ年で施工する。石岡市では、4小学校の統合に向けた南小の長寿命化改良に取り掛かっていく。来年度にはグラウンド改良工事が発注となる。

【中根・金田台地区小学校】(つくば市)

 建設予定地は春風台16―1、17―1の県道土浦大曽根線沿いで、土地区画整理を行った中根・金田台地区の北東側。

 順調ならば、24年6月の市議会に工事の契約議案を諮る。工事は24年7月~26年3月までを想定。26年4月の開校を目指す。校舎の教室数は1学年当たり4~5学級。

 敷地面積は5万9647・24㎡。新設小学校は校舎、体育館、屋外運動場を整備する。概算事業費は51~57億円を試算している。設計の一般競争入札が、10月18日に執行となる見込み。

【みらい平地区中学校】(つくばみらい市)

 建設予定地は富士見ヶ丘3―9―1で、富士見ヶ丘小学校の西。敷地面積が2万9933・79㎡。

 設計については、23年度までの2カ年継続費として2億9238万円を措置。佐藤総合計画・andHAND建築設計事務所JVが指名型プロポーザルで選定された。

 順調ならば24年度から造成工事に取り掛かり、25~26年度にかけて本体工事を実施。27年度の開校を目指す。

【統合小学校整備】(美浦村)

 美浦中学校の敷地内に木原小、安中小、大谷小の3校を統合した新小学校を建設するもので、規模は1学年2学級以上、全体で12学級以上、延べ6500㎡程度を想定。校舎の耐用年数を70~80年とし、先端教育が10年間は行えるような施設とする。

 設計者は㈱須藤隆建築設計事務所(土浦市)。23~24年度に工事を行い、25年4月の開校を目指す。

【南小学校改修・統合事業】(石岡市)

 南小・高浜小・三村小・関川小の統合に向けた、南小の長寿命化改修工事で今後、グラウンド整備(1億2135万円)やバス回転場および来客用駐車場(6966万3000円)、調整工事・倉庫設置等(1276万9000円)、児童クラブ増築が計画されている。

【上大津地区統合小整備事業】(土浦市)

 上大津東小と菅谷小の統合校として児童数498人、21学級を想定。当初、第五中の西側隣接地に新設する計画だったが、児童の7割以上が交通量が増えている国道354号バイパスを横断しなければならないことから、安全性に懸念があるとし、再検討することとなった。開校は早くても28年4月となる。

 8月23日に設立された候補地検討委員会が、10月の第2回会合で数カ所を比較検討する。年内にも絞り込む予定。


【みらい平地区中学校の建設予定地(つくばみらい市)】

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