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山梨県中央市

仮設園舎の有無検討 田富第2保育園改築

2022/10/04 山梨建設新聞

 田富第2・第3保育園を統合した新園舎の建設で中央市は、仮設園舎の有無など整備手法の検討を進めている。仮設園舎を建てる場合、来年度に仮設と本体両方の設計を進める方針。建てない場合、設計の時期が早まる可能性がある。仮設の有無に関係なく本体着工は2024年度を予定しており、26年度の開園を目指す。

 田富第2・第3の統合にあたり第2の園舎を建て替える計画。9月市議会で山本六男議員が計画の進捗などについて質問した。山本議員は整備手法が定まっていない現状から、仮設園舎建設により26年度開園に遅れが出ないかどうか、市に質問した。

 市は「すんなり仮園舎の位置が決まれば、26年供用開始に間に合う。具体的には23年度に仮園舎と本体の設計に同時にかかる。仮園舎の設計はおおむね5カ月程度。24年度当初には仮園舎の設置工事を始める」と答えた。

 関係者によると、市はコストや園児らの引っ越しの負担を考え、田富第2の敷地を拡張したうえで、仮設園舎を設置せずに建て替えを行いたい考え。年度内に設計費を予算化する可能性がある。敷地拡張が難しい場合、近隣の学校の敷地を借り、仮設園舎を建設する方向で進めるという。

 なお、望月智市長は5月の会見で、同施設整備については、将来的な保育園の運営方法を決めた上で着手するのが望ましいとの考えを示している。


【写真=建て替えが計画されている田富第2保育園】

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