所沢市は、スポーツ振興計画案をこのほどまとめた。計画は、市の生涯にわたったスポーツ・レクリエーション活動に関する施策・事業を総合的・体系的に進めるためのもの。平成18から22年度までの5か年を前期、23から27年度までを後期として、対象期間にした。
計画の体系は<1>スポーツ施設の整備・充実<2>スポーツ事業の充実<3>スポーツ指導者の育成<4>スポーツ・レクリエーション活動の支援<5>学校体育・スポーツの充実――からなる。特に<1>では、競技、地域、公共に分けて、具体策を講じている。
競技スポーツでは、市民体育館に続き、航空記念公園内に県営公式野球場が完成することから、陸上競技場・サッカー場・温水プールが必要としており、建設検討・計画推進をうたっている。
地域スポーツに関しては、校庭夜間照明設備の改善整備を前・後期とも小学校1、中学校2校の実施目標。北野総合運動場では、サッカー場とソフトボール場について、グラウンドの整備と観客スタンド建設を検討する。
地区体育館は公民館に併設されている5施設が老朽化。富丘、新所沢、小手指、柳瀬、三ケ島の各地区体育館を改修・修繕する。中央と松井には設置場所、建設費を含めて検討する。
ほかに市民武道場、弓道場、北中運動場、滝の城址公園運動場、狭山湖運動なども改善を図る。
同計画については、広く意見をもとめるため、パブリックコメントを実施しており、28日まで生涯スポーツ課で受け付けている。応募方法は郵送、FAX、Eメールのいずれか。問い合わせは(電話04-2998-9248)まで。