朝霞市は北朝霞駅・朝霞台駅周辺地区の未来ビジョン策定に向け、官民連携の検討会を立ち上げる。同地区周辺の団体や人材と市が連携し、駅前周辺の再整備方針を検討する計画だ。現在は検討会設立などに関する支援業務事業者の選定を開始した段階。事業者選定後は検討会を通じて整備方針を具体化し、2023年度内に未来ビジョンを策定する流れを見込む。
同地区の未来ビジョン策定は、国土交通省が進める「官民連携まちなか再生推進事業」の一環として行うもの。地域のにぎわい創出やウォーカブル化推進などの視点から、同地区周辺の整備方針を定める見通しだ。
官民一体の検討会を通じて方針を具体化しつつ、ワークショップなどを開催して市民から意見を募る見込み。23年度末までに整備方針をまとめた後、市と民間企業がそれぞれ整備を進める形を想定している。
今回、未来ビジョン策定対象となる北朝霞駅・朝霞台駅周辺には▽北朝霞駅ロータリー(東口・西口)▽朝霞台駅ロータリー(南口)▽産業文化センター▽朝霞県土整備事務所駐車場▽市道779号線▽浜崎黒目橋▽黒目川――などが立地。公共施設・公共空間を活用し、商業活性化や回遊性向上などの方策を練る。
特に北朝霞駅の西口ロータリーに関しては、駅利用者が利活用できる広場として整備する方針だ。検討会において、整備へ向けた構想や整備予想図などを策定する。