記事

事業者
その他記事(民間)

富岳通運のロジパーク竣工 施工はフジタ、飯塚工業、清水建興

2022/10/06 山梨建設新聞

 富岳通運が計画する物流施設「山梨中央ロジパーク」(中央市)の物流ターミナル棟が完成し、このほど竣工式が開かれた。建築はフジタ、土工は飯塚工業、清水建興が施工。造成にあたっては県が公共工事の残土を提供するなど協力した。

 約13haの敷地に物流倉庫など全3棟を建設する計画。今回、RC造4階建て床面積約7万5000㎡の物流ターミナル棟が完成した。式にはフジタの喜田克英・東日本支社長、飯塚工業の飯塚三郎会長、清水建興の清水公一社長らが出席し、竣工を祝った。

 建設地が約1mの浸水が想定される地域のため、造成では2m50㎝ほどの高さまで盛り土した。使用した土は約38万立方m。現場を指揮した飯塚工業の根津親さんは「県の中北・峡東・峡南建設事務所の協力により、県内各地の公共工事の残土を提供していただいた。質の良い土だけを使用するようにした」と説明。工期は約2年に及んだ。

 現在、2棟目となる物流倉庫棟(床面積約10万㎡)を建設中。来年2月に完成する予定だ。3棟目は先行する2棟の北側に建設する予定だが、詳細はこれから詰めるという。物流ターミナル棟と物流倉庫棟には大型ヘリの離着陸ができるヘリポートを整備。防災備品も備蓄し、災害時の支援拠点とする。


【写真左=県内最大級の物流施設】

【写真右=竣工を祝い式典】

記事資料 記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら