県産業労働部は、鶴ヶ島市内の農業大学校跡地周辺に整備するロボット産業集積拠点「SAITAMAロボティクスセンター」の完成に合わせ、民間企業や大学、周辺自治体らと今後組織するコンソーシアムの規模に数百者程度を見込むことを明らかにした。
8月から随時開催しているロボティクスセミナーへの参加者が、コンソーシアムに加わる可能性を期待。14日に2回目、11月4日には3回目のセミナーを開き、ロボティクスセンターを軸とした技術開発の企業間ネットワークを今から深めてもらう。年度内に4回目も予定している。
県内中小企業のロボット分野への参入支援などがセンター開発の狙い。県外企業のコンソーシアム参画にも期待する。
ドローンや移動ロボットなどの実証実験を行える屋内外フィールド、企業と研究者が集うレンタルラボ、オープンイベーションのためのコワーキングスペースなどを整備する。基本設計を「支援フィールド」、「イノベーションセンター」の2件に分けて本年度まとめる。
2023年度に実施設計の別途契約と、用地取得の完了を目指す。24~25年度の2年間を工事期間に充て、26年度に供用開始する。