県建設防水協会(佐野雄二会長)は1日、本年度のボランティア活動を始めた。来月19日まで数回にわたり学校施設の修繕や清掃を行う。地元への日ごろの感謝の気持ちを示すとともに、早期に損傷箇所を見付けることで施設の長寿命化を図る。佐野会長は「ボランティアにより高校生に防水業を周知してもらいたい」と、若手入職者の確保にもつなげたい考えだ。
ボランティア活動を実施するのは、巨摩高、韮崎高、韮崎工業高、盲学校、北杜高、甲府工業高、富士河口湖高の7カ所。事前に県から各校に作業内容の要望を聞いてもらい、それに合わせ機材を用意した。協会員約30人が4班に分かれ、作業にあたっている。
1日行われた巨摩高では、体育館の雨漏りの点検・補修、雨どいの清掃などを実施。残暑の中、シーリング材で簡易的な補修を行った。同校担当者は「2~3月まとまった雨が降った後、体育館のアリーナに水たまりが出来ることがあった。原因が分からず困っていたところ協会からお話があった。屋根に上るのは難しいため、とても助かる」と感謝していた。
【写真左=屋根上をきれいに清掃】
【写真右=巨摩高では7人が作業】