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群馬県長野原町

西中活用し小学校統合  23年度に工事着手

2022/10/08 群馬建設新聞

長野原町は、応桑小学校(応桑20-2)と北軽井沢小学校(北軽井沢1924-44)の2校を統合し浅間小学校とし、2024年4月の開校を目指している。統合先には西中学校(応桑1543-310)を活用。小学校へ仕様を変更する必要があるため、23年度に工事着手となる。22年度は実施設計を23年2月までの履行期限で神山設計(前橋市)に委託した。設計費には当初予算で確保した統合小学校整備実施設計費2475万円を充てる。

町内にある小中学校の統合計画は、町長を委員長とし有識者や議員、町民などを含めた検討委員会を19年1月から開催し慎重に進めてきた。21年3月の準備委員会において、24年度に応桑小と北軽井沢小を統合し、浅間小としてスタートすることが決定した。児童数の減少や維持管理費などの諸課題に小学校統合で対応する。

統合先となる西中は、23年度に東中学校(長野原1110-1)へ統合し23年度に長野原中学校として開校するため空き施設となる。西中はRC造3階建て、延べ床面積2877㎡、敷地面積6489㎡、運動場敷地面積が1万4924㎡で1978年に建てられた。

浅間小学校としての開校に向け、教室の改修や遊具の設置、スクールバス待避所の整備などを予定している。校内には屋内プールが整備されているが10年以上使用されていないことから、中央小(大津4)のプールを活用する予定。生徒数は80人弱を想定しており、1学年1クラスの規模となる。2023年度に工事へ着手し、単年で完了となる。

空き施設となる応桑小は、RC造2階建て、延べ床面積1718㎡、敷地面積3981㎡、運動場敷地面積が5186㎡で1990年に竣工。北軽井沢小は、RC造2階建て、延べ床面積2250㎡、敷地面積1万277㎡、運動場敷地面積1万2875㎡の規模で88年に完成している。統合後の小学校跡地利用は検討中。

なお、東中と西中の統合については、改修工事などは行わず現状の施設を利用することとなっている。

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