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群馬県森林保全課

県森林保全課 着手率は70・2% 山地災害危険地区の状況

2022/10/08 群馬建設新聞

県森林保全課は山腹崩壊など山地災害危険地区について、2022年度当初時点で指定している4526カ所のうち3176カ所で対策に着手していることを示した。着手率は70・2%となり、21年度当初段階と比較して着手箇所が13カ所、0・3%増加した。今後も、危険度の高い箇所から対策を推進する。

危険地区は◇山腹崩壊危険地区◇崩壊土砂流出危険地区◇地すべり危険地区――に分けて設定。危険度についても各箇所の危険性や重要度などから、高い順にA~Cの3段階で判定している。

災害対策はA判定の地区を優先的に地元要望なども考慮して実施する方針。

危険地区は21年度当初と比較して◇A=2カ所◇B=8カ所◇C=3カ所――増加。着手済みは◇A=2カ所◇B=5カ所◇C=5カ所――増えた。着手済みの箇所は概成もしくは一部概成の箇所も含んでいる。市町村ごとの箇所数では、高崎市の470カ所が最も多い。着手数336カ所、着手率は71・5%となっている。続いて安中市の350カ所が多く、着手済みは267カ所で着手率76・3%。

対策工事は、山腹崩壊危険地区と地すべり危険地区は土留め工や法面工。崩壊土砂流出危険地区は渓流工での対策が基本となる。危険地区への指定は地元要望を基に調査を行い決定している。

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