国土交通省は、建設現場における生産性向上の優れた取り組みを表彰するため、２０１７年度に創設した「ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ大賞」を見直す。22年度は募集対象を拡大し、インフラＤＸの取り組みも含めて表彰するとともに、スタートアップ企業の取り組みを後押しするため、名称も「インフラＤＸ大賞」に変える方針であることが分かった。７日に開催したｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ推進コンソーシアムの企画委員会で明らかにしたもので、ｉ－Ｃｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎコンソーシアム会員部門に「スタートアップ奨励賞」の新設も予定している。

　同委員会では、委員から「インフラＤＸを対象にするのは良い取り組み。やる気を出す施策」「多くの人が賛同して参加できるように、キーになっている人、業界のスターを意識して押し出していくのもいいのではないか」「大賞を受賞した後の会社の取り組みも紹介してはどうか」などの意見が出た。

　なお、21年度の表彰では、国土交通大臣賞５団体、優秀賞17団体の計22団体が受賞者となっている。