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山梨大が受変電設備更新へ

2022/10/13 山梨建設新聞

 山梨大付属病院は高圧な電気を受け入れるための特高受変電設備を更新する。老朽化によるもので、併せて設備を増強し電力の容量を増やす。年度内に建屋の建設から着手する方針。早ければ年内に入札を公告し、施工者の選定を始める。新たな受変電設備についても設計を進めており、年度内の発注を目指す。

 電力会社から「特別高圧」区分の電力供給を受けるための設備。同大施設企画課によると、現在実施している病院の再整備により今後電気の使用量が増える見込み。現在は3000kw規模の設備(バックアップ含め2台)を使用しており、それを5000kw規模に増強する計画だ。

 現在の設備は同病院西側駐車場の脇にある。新たな施設も、その駐車場の一角に建てる予定だ。新たな建屋はRC造平屋建てで、延べ床面積は380㎡程度を想定。本年度から3カ年計画で、建屋の新築、新たな設備の導入を進め、稼働後、既存施設の解体を行う。建屋の設計はディナック中日本、設備の設計は同大が作成しており、仕上がり次第、工事または設備の調達に移る予定だ。

 現在の見通しでは、建屋建設の入札公告は年末または年明け早々。設備は受注生産で、早ければ年内に公告する。設備の製造に1年2カ月程度かかる見込み。同課では、遅くとも2024年夏までに新設備への移行を完了する方針。


【写真=現在の特高受変電設備室】

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