川口市建設協会(島田松夫理事長)は社会貢献活動の一環で、「こども110番の工事現場」協定を川口警察署、武南警察署と締結した。登下校の途中などにこどもが身の危険を感じた時に駆け込めるよう、現場で「こども110番」と明記した看板、ヘルメット、のぼりなどを使用する。
13日に武南警察署で開かれた締結式で島田理事長は「これまでは(市建協の)青年経営者部会が中心となり、工事現場におけるこども110番を社会貢献事業の一環として行ってきた。今回の協定を契機として、事業を一層推進していく」とあいさつした。
武南警察署の門井幸夫署長は「こどもに対する不審者の声掛け事案の件数は9月末現在、埼玉県全体で2064件。昨年(同期)より126件減少している。一方、川口市内では169件発生しており、15件、約1割の増加となっている。このような情勢の中で本協定を締結できることは心強い。今回の協定締結によって一層、相互の連携が強固になり、川口市内の治安の維持が図られることを強く期待している」と述べた。