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国土交通省羽越河川国道事務所

中学生が職場体験 各現場で工夫こらし説明

2022/10/15 新潟建設新聞

 北陸地方整備局羽越河川国道事務所は、10月12~13日にわたり、キャリア教育の一環として村上市立神林中学校の2年生を対象に職場体験学習会を開催した。国土交通省の仕事を体験しよう!ということで業務等を体験した。

 12日は、同事務所工務第二課の岩崎誠課長が朝日温海道路やトンネル工事などについて、事業の内容を説明。現在同事務所がどのような工事を行っているかや、「高速道路を造る際は、トンネルなどを掘った土は、道路を作る際、盛土として利用しバランスがよくなるよう計画して進めており、使用する土の量は約500万立方で東京ドーム3つ分にもなる」などと熱心に、事業の内容について解 説を行った。

 その後工事現場に移動。まず、朝日温海道路(中ノ沢川)橋梁上部工事では、施工を担当する昭和コンクリート工業の高橋雄一郎監理技術者が、橋梁上部工の工事内容を説明。模型を使って同工事で採用しているプレストレストコンクリートについて、どういう仕組みになっているのかを丁寧にわかりやすく説明。生徒も模型に興味津々の様子だった。

 また、加藤組が施工を行っている朝日温海道路府屋地区改良その4工事の現場では、地盤改良の施工方法を学んだほか、実際、重機に試乗し貴重な体験をした。

 加えて、福田組が施工を担当する朝日温海道路(勝木ICアクセス路)改良工事の現場も訪れ、資料を見ながらボックスカルバートの施工方法や今どの作業工程を行っているかなど、実際に作業しているところを間近で見学した。

 体験を終えた小林陽太(ようた)さんは「トンネルや高速道路は、自分がみてないところまでちゃんと調査しているのだと思った。いろいろ勉強になった」と話し、現場体験に満足そうな様子だった。  

【写真=模型を使ってPCを説明】

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