第2回は県南地区の市町村要望第1順位事業をまとめた。石岡市は飯岡石岡線バイパスの整備促進を要望。用地取得が完了し、工事を推進していく。龍ケ崎市の美浦栄線は、用地取得が本格的に始まったところで、順調に行けば橋梁下部工を年度内に発注する。つくば市の国道125号バイパスでは、西端の現道拡幅区間で改良舗装工を推進中。守谷市の都市軸道路では、小貝川渡河部で橋梁工や改良工事を進めている。つくばみらい市の野田牛久線では、用地取得を終え、来年度供用を目標に工事を推進。
【一般県道飯岡石岡線バイパス(石岡市)】
国道6号(国府)と現道(中津川)までの2・3㎞。幅員が15m(2車線)。石岡市の中心部とかすみがうら市を結ぶ生活道路だが、現道は幅員が狭く、歩道も未整備のため、バイパス整備を推進。
昨年度までに用地取得が完了。本年度は改良舗装工事を特別簡易型(Ⅱ)総合評価で2件発注。その1(L351m)を市村土建㈱が、その2(L294m)を白田組土木㈱が落札。来年度も引き続き改良工事を発注していくようだ。
【主要地方道美浦栄線バイパス(龍ケ崎市)】
現道が狭小で歩道未整備箇所が多いことから、西側にバイパスを整備する。美浦村から龍ケ崎市を南北に縦貫し、つくばの里工業団地や圏央道阿見東ICへのアクセス道路となる。
現在、牛久市島田町~龍ケ崎市白羽の北工区(L3400m、W23m〔4車線〕)で用地買収を推進中。本年度は買収が済んだ所の伐採工事を発注。用買の進捗によっては、小野川に架かる橋梁の下部工を年度内に発注する。
【一般国道125号バイパス(つくば市)】
つくばバイパス(田中~寺具)とつくば東バイパス(池田~小和田)の2工区に渡る。
つくばバイパスについては、南北方向の田中交差点から池田南交差点までの約1・4㎞区間と、東西方向のバイパス区間約4㎞が供用。残る西端の現道拡幅部について、本年度は大型用地の交渉を進めるとともに、排水整備工事(L373m)を発注。来年度は改良舗装工事を計画。
つくば東バイパスは、2020年度に事業化。本年度は軟弱地盤解析や用地測量を進める。
【都市軸道路の利根川渡河部・小貝川渡河部(守谷市)】
埼玉県、千葉県、茨城県のつくばエクスプレス沿線の骨格軸を形成する広域幹線。守谷市大柏~つくばみらい市東楢戸の延長9・9㎞。幅員は30~40mの4車線。13年度までに暫定2車線で8・4㎞を供用。
小貝川渡河部では、もりやみらい橋(L447m)の上部工まで完成。本年度に高欄工事を施工し、来年度以降に照明や舗装工事を発注していく。
利根川渡河部については、19~20年度に基礎調査を実施。事業化に向けて千葉県と協議を進めている。
【主要地方道野田牛久線バイパス(つくばみらい市)】
つくばエクスプレスみらい平駅から板橋不動尊東側を通過し、取手つくば線に接続する2・3㎞の幹線道路。延長2300m、幅員30~14m(2車線)。来年度の供用を目指している。
本年度は排水整備工事を2件公告(10月27日開札)。別途、板橋小学校の西側の改良舗装工事を年内に公告する予定。