前橋市は公営住宅の朝倉町第二団地で、エレベーターの設置工事を実施する。発注に向けて設計業務に取り組んでおり、予算が確保できれば23年度の上半期に工事が発注となる。エレベーター本体の設置に加え、電気・機械設備、外構工事、解体撤去を一括した案件となりそう。概算工事費として７７００万円を見込んでいる。

朝倉第二団地は全体で６棟で構成。このうち、１９８５年に建設したＮ棟（朝倉町２－５－９）が設置対象となっている。Ｎ棟はＲＣ造５階建て、延べ床面積１５８１・４０㎡の規模。

新設するエレベーターはＳ造４人乗りで２基を想定。階段室の北側に附属するかたちで、昇降路建物一体型のエレベーターを設置する。

８月に実施設計業務を委託。仲設計（前橋市）が担当し、作業を進めている。履行期限は２０２３年３月８日。

バリアフリー化を目的とする公営住宅へのエレベーター新設は、５階建て以上の棟が施工対象となる。朝倉第二団地はＮ棟以外の建物が４階建てとなっているため、施工対象外。23年度に次の施工候補となる団地の実施設計に取り組み、24年度に工事発注を行う見通しとなっている。

22年度は元総社第二団地で工事が行われており、年度内で同団地への設置が完了することから、23年度は朝倉第二団地を施工対象としている。