新菱冷熱工業㈱（ 新宿区、代表取締役社長：加賀美猛）は、つくば市内にある中央研究所（旧称）の研究本館跡地でイノベーションハブ本館の建設を計画している。このほど地鎮祭を執り行い、これから本格的な工事を開始していく。施工者は竹中工務店（大阪市）、設計を三菱地所設計（千代田区）が手掛ける。２０２３年９月末の竣工を見込む。

　建設地となる中央研究所（旧称）（つくば市和台41）の本館跡は３万４６７６㎡。新築規模がＳ造３階建て、建築面積２３５６㎡、延べ床面積４７７８㎡（本館面積）。独自開発品等を活用した最新空調システムも取り入れる。また、既存エネルギーセンター熱源設備の大幅な省エネルギー化を目指し、熱源システム刷新改修工事を実施。供給熱媒を最適可変するダイナミックレンジ熱源システム、リアルタイムＣＦＤによるデジタルツイン空調制御・送水熱媒温度などを導入する。

　国土交通省の「ＢＩＭを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業」にも採択。フルＢＩＭ建設として、発注者におけるＢＩＭ活用メリットの明確化と設備専門工事会社による施工技術コンサルタント業務の確立を目指す。