記事

事業者
埼玉県所沢市

今年度選定へ作業/第2一般廃棄物最終処分場

2005/12/20 埼玉建設新聞

 所沢市は、第2一般廃棄物最終処分場建設について、今年度内に最終候補地を定めるべく、現実的要素を含めて、絞込み作業を進めている。詳細は未定だが規模について、敷地面積はともかく、埋め立て容量は、近年のごみ減量化により、縮小することになりそう。

 市では『仮称所沢市第2一般廃棄物最終処分場候補地選定調査業務報告書』を作成し、その中で候補地6か所を抽出。検証している。

 候補地選定調査は、国際航業北関東支店(さいたま市、電話048-686-1220)が担当。基本構想等検討委員会の提言を基に、86か所の候補地から、15か所、6か所へと絞った。

 候補地選定は<1>敷地面積が5ha以上確保できること<2>貴重な動植物が生息している地域について考慮する<3>緑地の保全に努める<4>市の諸計画や開発計画のある場所について考慮する-などに基づく。これに広域的条件、狭域的条件、比較評価条件、最後に総合評価による順位付けをし、航空写真による判読を加え、比較評価項目に対するパブリックコメントを実施した。

 配置計画は、計画埋め立て容量25万立方m、計画期間15年間など、13年9月策定の基本計画における将来予測値に基づいて想定。埋め立て高さ10m掘り込み式で約5haの面積。

 施設配置の考え方は、埋立地、管理棟・水処理施設、搬入道路(幅員6・5m、敷地外)、放流先(敷地外)、雨水調整池など。提言では、形態は一般廃棄物の埋め立て基準や国庫補助の要件等を考え、管理型最終処分場としている。

 施設整備工程案は、建設用地内定後、1年目は生活環境影響調査、基本計画、測量、地質調査。2年目に基本・実施設計、3年目工事着手、4年目工事完了。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら