記事

事業者
国土交通省常総国道事務所

常総国道 東関道工事まとめ/水戸神栖線上部がWTO/1月以降に一般競争

2022/10/27 日本工業経済新聞(茨城版)

 国土交通省常総国道事務所が推進中の東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)の整備事業で、年度内に公告となる工事をまとめた。WTO対象は水戸神栖線橋上部工で、発注規模が10億円から20億円未満。来年1月以降に公告となる。そのほか、潮来ICの本線橋上部工とランプ橋上部工が1~3月に分割で発注される。また、石神地区や築地地区、四鹿地区など5件の跨道橋上部工が来年1月以降に、川尾地区の改良工事が年内に計画されている。

 【水戸神栖線橋上部】

 潮来市島須で県道水戸神栖線を跨ぐ本線橋。㈱藤崎建材の近く。形式は鋼単純細幅箱桁橋(L75m、W12・65m)。概要は工場製作工(約485t)、工場塗装工、架設工、橋梁附属物工、床版工。工期約20カ月を想定。10億円から20億円未満の規模。1~3月に公告。㈱オリエンタルコンサルタンツが設計者。現在は、㈱ノバックが下部工を進めている。

 【石神地区外跨道橋上部】

 行方市石神~中根で3跨道橋の上部工。市道(麻)1825号線がPC単純ポータルラーメン橋(L41・9m、W12・2m)、市道(北)111号がPCポータルラーメン橋(L41・6m、W6m)、市道(北)3456号線もPCポータルラーメン橋(L33m、W6m)。規模は3億円から4億5000万円未満。約9カ月の工期で、1~3月公告予定。

 下部工については、1825号線を名工建設㈱が、111号線と3456号線を常総開発工業㈱が施工中。

 【石神地区跨道橋上部】

 行方市石神で水戸神栖線の跨道橋。単純鋼床版箱桁橋(L74・3m、W15・8m)。規模が4億5000万円から6億8000万円未満。約18カ月の工期。年内にも公告となる。

 【潮来IC橋上部】

 潮来市延方の潮来IC本線橋(鋼単純細幅箱桁橋、L44・5m、W7・9m)。工期が約16カ月。発注規模は3億円から4億5000万円未満。1~3月に公告となる。

 【潮来ICランプ橋上部】

 鋼単純少数鈑桁橋(L42m、W21・39~21・675m)。16カ月の工期。発注規模は2億円から3億円未満で、1~3月に公告する。

 【築地地区外跨道橋上部】

 潮来市の跨道橋2橋。矢幡潮来線(PC単純ポステンコンポ橋、L36・3m)と繁昌潮来線(PCポータルラーメン橋、L33・2m)。3億円から4億5000万円の規模。工期約16カ月で、1月以降発注。

 【四鹿地区外跨道橋上部】

 潮来市清水~行方市南高岡。市道1―1号線(PC単純箱桁橋、L60・7m)と市道(麻)904号線(ポストテンション方式PC単純箱桁橋、L37・2m)。規模は3億円から4億5000万円未満。約12カ月の工期で、1~3月に発注。

 【石神地区外跨道橋上部その2】

 潮来市清水の市道(牛)1―2号線(PCポータルラーメン橋、L35・42m)と、行方市石神の県道荒井行方線(ポストテンション方式スラブ桁橋、L36・1m)。工期9カ月で、3億円から4億5000万円未満の規模。1月以降に発注となる。

 【川尾地区外改良】

 潮来市川尾~古高の盛土工や地盤改良工。工期8カ月を見込んでおり、3億円から4億5000万円の規模を想定。12月までに発注する。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら