記事

事業者
群馬県渋川土木事務所

県渋川土木は南新井4期工区の西側道路を改良

2022/11/01 群馬建設新聞

県渋川土木事務所は榛東村新井地内で進めている県道南新井前橋線4期工区で、年度内に道路改良と群馬用水橋下部工の工事発注を予定している。道路改良工事は12月までに公告する見込み。一方、群馬用水橋の下部工は年度内の発注に向けて調整を進めている。発注方式は共に条件付き一般競争入札を予定している。4期工区は2026年度の完了を予定。用地の取得が完了した箇所から順次改良工事を進めており、23年度も引き続き道路改良と用地買収を行う。

県道南新井前橋線は関越自動車道駒寄スマートICへのアクセス性向上や緊急時の輸送路として円滑な通行を確保していくもの。

4期工区は主要地方道高崎渋川線バイパスの雛子交差点から県道水沢足門線榛東村役場西交差点までが対象となる。同工区は延長約2550m、全体幅員12・5mで、内訳は車道幅員7・5m、両側歩道2・5m。

今回の発注で道路改良工事を実施するのは、八幡橋付近の延長140m。延長は変更となる可能性もある。

車道の舗装構成は◇路床改良工=t65㎝◇下層路盤工=t35㎝◇上層路盤工=t15㎝◇基層工=t5㎝-。歩道は◇路盤工=t10㎝◇表層=t3㎝-。このほか排水施設に300×300㎜のGBXを埋設する。設計は技研コンサル(前橋市)がまとめた。東側道路の工事はすでに発注済みで、延長150mの改修工事を南榛工業(榛東村)が実施する。

群馬用水橋は年度内にA2橋台の築造を行う。興徳寺(榛東村新井339)の西側を流れる群馬用水の右岸に長さ11m、φ1mの場所打ち杭を7本打設する。橋梁設計は日本工営(東京都千代田区)がまとめた。同橋は橋長8・7m、幅員12・5m。上部工はPC単純プレテンション方式ホロー桁、下部工はA1、A2橋台で、ともに逆T式の構成となる。

4期工区は2026年の完了を予定しており、現在順調に進められている。18年度から19年度にかけて用地測量と補償調査を行い、20年度は用地取得、21年度に用地取得と(仮称)新八幡橋A1橋台の新設工事を南榛工業が担当して行った。同橋は橋長16・2m、幅員車道10・5m両側歩道2・5m。上部工はPC単純プレテンションホロー桁、下部工はA1、A2橋台ともに逆T式。残る橋台は用地買収後に工事を進める。詳細設計は日本工営(東京都千代田区)が担当した。

このほかの工事においても用地買収が完了した場所から工事発注を順次進めていく。

南新井前橋線はこれまで、関越自動車道駒寄スマートICから高崎渋川線の旧道まで1100mの2期工区について、21年度に工事を終了している。また、3期工区として、旧道から高崎渋川線バイパス雛子交差点の940m区間で20年度に整備を完了しており、現在、高崎渋川線バイパス、駒寄スマートⅠC、上武道路が南新井前橋線へ接続する状況となっている。

記事資料

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら