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水戸・ひたちなか地区医療福祉施設整備まとめ/23年1月着工へ準備(北水会記念病院)

2022/11/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 体調を崩しやすい季節の変わり目、新型感染症はもとよりインフルエンザにも気を付けたい。今回は、水戸・ひたちなか地域の医療・福祉を支える施設の整備計画をまとめた。水高スクエア内に位置する北水会記念病院では、延べ2175㎡規模の増築を計画。25年11月末の完成を予定している。三の丸地区の水戸赤十字病院では、長期的な医療体制を整えるため、新病棟建設または既存施設の改修の可能性を検討していく。介護施設についても交付金を活用した施設整備を進めていく。

【北水会記念病院増築(水戸市)】

 医療法人社団北水会(水戸市東原3―2―1、平澤彰子理事長)は、北水会記念病院の増築を計画している。設計および代理人を㈱スイコウアセット(水戸市東原3―2―9、電話029―303―3361)が担当し、施工者は未定としている。23年1月上旬に着工し、完成が25年11月30日を予定している。

 増築規模は、RC造(一部S造)5階建て、延べ床面積2175・61㎡(建築面積658・52㎡)。敷地面積が7726・95㎡を使用する。

 増築後の建物概要は、RC造(一部S造)5階建て、延べ床面積3万6944・83㎡(建築面積1万4410・08㎡)。

【水戸赤十字病院(水戸市)】

 水戸赤十字病院(三の丸3―12―48、電話029―221―5177)は、新病棟建設または既存施設の改修を計画。まずは本年度、基本構想をまとめ、長期的な医療体制の在り方を模索する。23年12月以降には、基本構想をもとに院内で必要となる施設整備について検討を進めていく。

 同病院は、本館(3号館)および2号館、1号館のほかリニアック棟とRI棟から構成。増築などを経て、現在では一般病床423床、感染病床10床を有する。築年数は40年近くが経過している。

【介護施設ハイジの丘設備改修(水戸市)】

 認知症対応型グループホームを運営する衛検産業㈱(水戸市元吉田町1442―10、電話029―247―2141)は、非常用自家発電設備の更新を予定している。厚生労働省からの施設整備に係る交付金内示額は773万円。今後は水戸市が交付に向けた手続きを進めていき、22年度内の着工・完成を予定している。

 ハイジの丘(水戸市住吉町302―1)の施設規模は、S造2階建て、延べ床面積602・64㎡。2ユニット、定員18人規模となっている。

【介護施設きんもくせい大規模修繕(ひたちなか市)】

 医療法人社団ハート(ひたちなか市高場1673―12)は、グループホームきんもくせいの空調設備改修を進めていく。工事費については厚労省から内示を受けた733万7000円を充てる。本年度中の着工・完成を目指して、今後は具体的な仕様やスケジュールについて検討していく。

 同施設は04年に開設。建物がS造2階建て、延べ床面積277・87㎡。入居定員18人規模となっている。

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