前橋市公園緑地課は、水と緑のまちをつくる審議会において、20年春の開催を予定している全国都市緑化ぐんまフェアに関わる前橋公園と敷島公園ばら園の整備概要案を明らかにした。
市では、フェア開催期間内だけでなく、その後の活用を見据えて無駄のない効率的な施設整備を基本とし、敷島公園については、バラ園のリニューアルをメーンに、一方の前橋公園は芝生広場、庭園、駐車場等を整備する計画案を示した。
全国都市緑化フェアは、来場者数が100万人規模におよぶ国内屈指のイベントであり、本県の開催に対して今年7月に国土交通大臣から同意書が交付され、20年春の開催が決定した。
フェアの主催者は、県、前橋市、高崎市、都市緑化基金の4団体で、総合会場は前橋市(前橋公園、敷島公園ばら園)と、高崎市。
前橋公園は、エリアごとに芝生広場(散策路)、日本庭園、駐車場(約250台)等を、18~22年度までの期間で実施。このうち、旧競輪場跡地はバンク等を解体した後の造成まで行い、フェア実行委員会へ引き継ぐ。
一方、敷島公園についてはバラ園の再整備に重点を置いている。対象面積は約4ha。
バラ花壇の拡充をメーンとし、バラの本数を5000~7000本程度(現在約2000本)に増やす。また、現在は、階段で対応している中央部の花壇については、ブリッジの設置を構想している案を示した。工事は、来年のバラ園祭りが終わる6月下旬頃から着工する予定。
この日の審議会で提示した整備計画は、あくまでも案の段階としており、最終的な計画を年度内にまとめる方針。