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茨城県立地推進課

残2区画再公募へ(圏央道インターパークつくばみらい)/23年度から造成開始(坂東山地区)/県産業団地

2022/11/15 日本工業経済新聞(茨城版)

 県立地推進部は、産業団地の開発状況とつくばエクスプレス(TX)沿線の分譲状況を示した。圏央道インターパークつくばみらいでは日清食品㈱など5社の立地が決まった。未定の区画②(9・9ha)と区画⑤南側(1・8ha)は今後、再公募する。坂東山地区土地造成事業では2023年度から造成。TX沿線については茨城セキスイJVが開発を行う。

‐‐ここまでリードーー 圏央道インターパークつくばみらいは、つくばみらい市福岡ほかの約70・3ha(分譲約60・5ha)で計画。全6区画のうち、計5区画の立地企業が決定。今後、区画②と区画⑤南側の再公募を進め、2023年度に確定測量と引き渡しを予定している。

 区画番号、立地企業、売却価格が▽区画①(4・0ha)=トーイン㈱、約16億円▽区画③(9・4ha)=㈱クボタ、約36億円▽区画⑤北西側(0・5ha)=アミノ化学工業㈱、約2億円▽区画⑤北東側(1・0ha)=第一電材㈱、約3・5億円▽区画⑥(33ha)=日清食品、約130億円-。日清食品については、同社で日本最大級の製造工場、研究開発拠点を建設。段階的に整備する工事日程を見込む。1期工事が2024年度に着工。26年度の操業を目指す。

 坂東山地区は23年度から造成工事に着手し、24年度に確定測量と引き渡しを見込む。面積約73haで地権者253人中161人と契約(進ちょく率63・6%)した。また企業誘致に先立ち、いばらき産業立地セミナーを24日に東京で開催予定。PR活動を行い、優良企業の誘致を図る。

 TX万博記念公園駅周辺の上河原崎・中西地区A10街区①画地外6画地では、茨城セキスイハイムJV(代表構成員=茨城セキスイハイム、構成員=㈱ノーブルホーム、㈱アゲル)が分譲戸建て住宅65戸を新築する。同JVが設計・施工を手掛ける。23年1月に着工し、23年9月の完成を予定する。

 敷地面積は1万2711・95㎡を有し、第一種低層住居専用地域に該当する。1戸当たりの平均規模は敷地面積195㎡、軽量S造およびW造2階建て、延べ床面積120㎡を見込む。

 同JVへの土地売却価格が9億1000万円(約7万1600円/㎡)となる。

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