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茨城県利根町

文小と布川小で確認/アスベスト含有分析調査

2005/12/27 日本工業経済新聞(茨城版)

 北相馬郡利根町は、吹き付けアスベスト使用の疑いがある10施設について、アスベスト含有分析調査を実施した。その結果、文小学校と布川小学校2施設にアスベストの含有が判明。このうち文小学校については、18年度予算で工事費を措置していく方針だ。

 市では8月10日にアスベスト対策調査委員会を設置して以来、町内すべての公共公益施設を対象に吹き付けアスベスト等の使用の有無について調査。

 そのなかでアスベストの使用が疑われた箇所に対して、大気中に飛散するアスベスト含有量を調べるため(浮遊石綿濃度測定)、ダイヤ分析センター(阿見町中央)に調査を委託。このほど調査結果を公表したもの。

 小中学校や公民館など10施設を対象に検体分析調査と浮遊石綿濃度測定調査を行った結果、立入禁止している文小学校体育館の屋根裏、布川小学校の中央階段とPC準備室で一定量のアスベストが確認された。

 文小学校体育館の屋根裏では、使用した建築材を除去する工法の検討を行いつつ、18年度予算に工事費を措置するため、国補助の申請手続きを進める方針。

 布川小学校の中央階段とPC準備室についても除去する方向で検討中。また測定値以下の各箇所についても安全対策を進めていく方針だ。



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