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群馬県前橋市

前橋市の旧永明公民館改修が年内に公告へ

2022/11/29 群馬建設新聞

前橋市は前橋高等職業訓練校の移転に向けて、旧永明公民館(小屋原町1857-3)の改修工事を実施する。年内に建築工事と設備工事の2分割で条件付き一般競争入札を公告する考え。年度内に現場入りし、2023年9月の移転完了を目指す。

新しい永明公民館が完成したことから、旧公民館へ職業訓練校を移転。床材や壁材の更新などを行う建築工事と、給排水管などの設備類を更新する管工事となっている。駐車場の一部に設置されている植栽を撤去する土木工事を建築工事に含む。いずれも年内に公告したい考えで、最終調整を行っているところ。設計はイノ設計(前橋市)が担当した。

旧永明公民館はRC造2階建て、延べ床面積1194㎡。施工範囲は施設全体ではなく、職業訓練校として使用するエリアに限る。既存施設の躯体を残しつつ◇土木建築科◇造園科◇内装仕上施工科◇エクステリア科--などのカリキュラムが行える体制を整える。

12月補正予算案では、職業訓練校移転に伴う工事費などとして、訓練校運営補助事業に2629万9000円を追加。加えて、23年度を期間とする限度額3600万円の債務負担行為を設定した。

なお、現在の職業訓練校については、事業提案型公募により土地・建物の売却を実施。このほど学校法人未来学園(前橋市)が優先交渉権者に特定された。駐車場などとして活用するとしており、引渡し後の改修工事などは予定していない。

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