稲敷市は、茨城ゴールデンゴールズの練習場として注目を集めている野球場の改修(桜川総合運動公園内)について、年明け2月から着工する方針だ。今月26日には実施設計の入札を執行し、設計者を(株)根本英建築設計事務所に選定した。同社の落札額は税抜き550万円。1月中に設計業務を済ませる。設計費を除く事業費には7875万円を設定している。
桜川総合運動公園の野球場(柏木地内)は、平成7年度に完成。高校野球の県南予選場として利用されており、最近では茨城ゴールデンゴールズの練習場としても知られている。
野球場の改修内容は、グランド内後方のバックネット(金網)と鉄柱5本が利用者にとって危険で、また野球観戦で死角になることから、これを撤去し、グランド外に化学繊維のネットを吊す。
このほか、1、3塁側の観客スペースが芝生であることから、648席の長椅子を設置。既存(バックネット裏)の170席と合わせて818席で利用できるよう整備していく。
事業費の7875万円は、12月補正予算で、17・18年度2か年の継続費として設定した。
年明けから設計業務に着手し、翌2月から着工。18年度の早い時期の工事完了を目指していく。