稲敷市は26日、古渡橋上部製作工事の入札を執行し、請負業者を大成ロテック(株)茨城営業所に決めた。同社の落札額は税抜き1億2500万円。17・18年度の2か年で橋梁上部を製作した後、18年度に架設工、翌19年度に取付道路工などを行い20年度からの供用を目指す。
古渡橋は、旧江戸崎町を通る市道4355号線と旧桜川村の市道2-10号線の間に架かるコンクリート造りの老朽橋で、これを架け換えるため平成13年度から事業がスタート。
橋の規模は、橋長が133mで、有効幅員が6・75m、片側歩道が2・5m。
現在までに、橋脚部P2の躯体工事やP3の杭打工(鋼管杭、口径800mm、18本)、躯体工に着手し、上部工に向けて準備を進めてきた。
今回の工事は、187・7t規模の橋梁上部を製作するもので、来年からおよそ9か月をかけて施工していく。
その後、製作された橋梁上部を18年度内に架設する。
19年度には仮桟橋の撤去工、取付道路工、仮桟橋側の護岸工などを進めていく方針だ。
なお設計・監理業務は県建設技術公社が担当している。