記事

事業者
群馬県前橋市

前橋市が公立保育所の再整備方針を公表

2022/12/13 群馬建設新聞

前橋市は市が管理する保育所16施設について、再整備基本方針の素案を明らかにした。大部分の施設が整備から40年が経過していることなどを理由に、市全体で10~12施設へ再編成するとしている。施設ごとの対応方針については言及していない。これから、地区ごとの保育ニーズを確かめつつ、具体化を図る。

対象となる施設は公立保育所全16施設。これらを◇中央(第一、第二、第三)◇西部(東、清里、元総社)◇東部(荒砥、桂萱、粕川)◇北部(芳賀、細井、南橘、富士見)◇南部(広瀬、上川淵、下川淵)-の5地区にエリア分けした。旧耐震基準で建てられた施設も多い。全ての保育所で耐震診断と必要な補強などを対策済み。しかし、全16施設のうち、建築年数が40年を経過し、躯体や構造における改修周期を経過した施設は9施設にのぼる。建物の老朽化は深刻な状況と言える。

各地区の児童数の推移などを確認しつつ、将来的に10~12施設に再編成することとした。再編成に向けては◇存続◇統合◇閉所◇民営化◇認定こども園化-などを検討する。再編成後の施設について、受入れ枠の拡充など必要な施設整備を実施するとしている。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら